【これから走る人必見】富士山マラソンの感想-コース解説

レース

富士山マラソンに先日出場しました。富士山マラソン自体は今回初めての出走だったのですが、天候にも恵まれ最高のコンディションで迎えることができました。応援してくださった沿道の方々、アクアマリンマラソンで見かけた初音ミクのコスプレをしている方、ありがとうございました。名前もご存じない方ですが、勝手にライバル視させていただいております(笑)。しかしあの方、あんなに走りにくそうな恰好してるのにサブスリー簡単に出せるから、頭が上がりません。あの恰好だったら20分くらいタイム落ちそうな気がします。

 富士山マラソンでこれから走ってみたいという方もいらっしゃると思うので、どんなコースなのか?どんな作戦が必要なのか?また今回走ったうえで次はこういうことに注意した方がよさそうだなという部分について書いていこうと思います。

富士山マラソン大会概要

富士山マラソンは、2022年度で第11回目になるようです。川口湖と西湖の周りを一周して帰ってくるコースになります。ところどころ紅葉の中を走るので、非常に季節感を感じることが出来るいいレースです。なんといっても富士山!。走っていると富士山ってやはり大きいなと感じさせられます。雄大な富士山を見ながら走るのはとても気持ちが良いものですね。

富士山マラソンコース

富士山マラソンのコースは、景色のすばらしさと裏腹になかなかにタフなコースです(笑)前半1kmくらいで道路に入るのですが、道路に出るまでに短いですが、やや急な坂があります。坂を上がったところで左に曲がって道路沿いを走っていくことになるのですが、ここで一息つけるかと思いきや緩やかに登っていくんですよね~ここ。序盤の5kmは、折り返しがあったり、緩やかな傾斜で登っていくので、ここで足を使わないようにしたいですね。8km~20kmは緩やかな坂があったり、下ったりするものの、ほぼフラットです。20km~32km。。。ここが富士山マラソンの鬼門です。21kmあたりだとおもいますが、「えっ!これのぼるの!!??」って思うような坂があります。ここを知ったうえで走るか走らないかは、ゴールタイムにとても響くところだと思います。この21kmあたりの大きな坂は、500mくらいつづきます。大きな坂の手前も500m程度登っていくので、全部で1km程度ありそうでした。ここを登り切ってから32kmくらいまでは、ちょっとのぼったりちょっと下ったりしながらできるだけ先ほどたまった乳酸を処理しながら耐える走りをしたいところです。33kmあたりから一気にくだって後はゴールまでフラットなままゴールという感じのコースになります。

富士山マラソンコース(高低差)
富士山マラソンのコース

参考

第12回富士山マラソン【公式】
2023年11月26日(日)山梨・富士河口湖で開催。雄大な富士山の絶景と紅葉が人気です!

レースの感想

このコースはレース配分が非常に重要なレースだなと思いました。マラソンをタイムを見ながら走る方は、20km~25kmでの区間でラップが1分半程度遅くなることを念頭に置いたレースプランが必要になります。1分半程度遅くなることを想定して、他の5km区間で取り返す計画を練らないといけません。33kmあたりには大きな下り坂があるので、そこでラップを巻き返せはするのですが、終盤ということもあり、さすがに下り坂を含む5km区間でいきなり1分半まきかえすことは難しいと思います。ここの区間では40秒巻き返すことを想定して、残りの37kmで50秒貯金するプランが良いかと思います。ただ貯金を考えるなら5km過ぎてから~20kmあたりで45秒稼ぐことが一番いいのではないかと思います。序盤の5kmは、上り坂になってますので、ここで貯金を作るのは意外と難しいです。

 ここまでは、距離とペース配分の総括的な話になりましたが、自身のレースを振りかえってみると、距離とペース配分以前に大きな問題を抱えておりました。トイレです。スタート3分前になってから、すごくトイレに行きたかったのですが、長蛇の列だったためトイレに行ってから戻ってくると自分が並んでいる位置に入り込むのは難しそうだな。。レースで汗をかいてきたら尿意が収まるかもしれないと思い、そのままスタートしました。正直レースの15km地点までは、尿意が収まらずという状態であまりレースに集中することはできませんでした。序盤5kmは緩やかに登りがあるコースでしたので、坂に意識が向かず、かえって良かったのかもしれませんが((笑))。とはいってもやはりレース15分前には、トイレに行っておくことをお勧めします。5km~15kmの区間では、気持ち少し想定していたより速いペースで押すことになりましたが、中間の坂がすごいよ~という情報は事前に得ていたので、1kmあたり3秒程度はやいペースの方についていきました。思いのほか余裕があったのですが、坂でどれだけ消耗するか読めない部分がありましたので、ペースは上げず安定させました。21km過ぎたあたりからラスボスといっても過言じゃない坂が待ち受けておりました。ここの5km区間のラップは5kmで1分15秒程度落ちました。ただこれは結構ペースを落とさず行けたラップだと思います。自分は割と坂が得意ほうですので、1分30秒は想定した方が良いと思います。そして33km下り坂に入る前に,幸いなことに非常に目標ペースに近いスピードで走っている方がいらっしゃいましたので、ここでつかせてもらいましたが、その先で反省点が残る部分がありました。下り坂終了してから一気に足の疲労が着て動きが悪くなりました。それもそのはずで、ここの1kmは3分40で走っていたので無理もないと思います。ブレーキを掛けない意識をもって走りながら、下り坂では飛ばし過ぎず、4km巡行してからラストスパートが良いと思います。

給食

レース中に持参した給食についてもちょっと触れたいと思います。持ち込んだのは、モルテンのゼリーです。アミノバイタル等に比べると少々お高いのですが、マラソンの世界記録保持者であるキプチョゲも飲んでいるみたいです。個人の試した感想としては、乳酸の溜まる感覚を遅らせることが出来ているなーという感覚です。アミノバイタルは、モルテンに比べるとお財布に優しい印象です。

レース前のちょっとした準備

最近フルマラソンを走って練習や食事以外の面できをつけたほうがいいなと思うことがありましたので2つに絞って記載します。練習や回復について知りたい方は、過去記事「後半の失速なんてもうしない!30kmの壁を克服するためのフルマラソントレーニング理論」を参照ください。

長い靴下をはく

長い靴下個人的にはあまり好きではないのですが、以前フルマラソンをくるぶしソックスで走っていたのですが、ゴール後かかとの靴擦れがすさまじかったので最近は特に気を付けてます。

絆創膏

これは乳首と股に張っております。上記と同じ理由になりますが、至るところで衣擦れしますので、

個人差あると思いますが、こちらもやった方が良いと思います。今回は絆創膏でしたが、下の方は、はがれてしまいましたので次はワセリンを塗って走ろうと思います。特に男性の方は、みな思っている問題なのではないでしょうか?こういう商品があるんですね。知りませんでした。

以上になります。レースでいいタイムが出せるように、またレース中に考えられるトラブルは事前に対策しておきましょう。

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