「練習しているのになぜかタイムが向上しない。」「練習も様々なトレーニングを組み合わせて行っているのになぜ自身のタイムが向上していかない」ある程度走りこんでいる人なら多くの人が抱えた悩みではないでしょうか?練習をしていないなら、練習すれば伸びるだろうというある種心の保険のようなものがあるですが、練習しているのに伸びないとなると何かしら変化をして改善していかなくてはなりません。
本記事では、10年以上陸上長距離走に取り組む筆者が、調子をとり戻し自身のタイムを向上するための考え方・方法について記載しておりますので、同様の悩みを抱えた人に見ていただければ幸いです。
伸び悩みの原因はたった一つ
皆さんはタイムが向上しない原因はなぜだと思いますか。「わからない」「そもそもそれが分かったらこの記事みない」そんな声が聞こえてきそうです。その通りだと思います。タイムが向上しないのは、タイムが向上しない原因が不明だからタイムが向上していかないのです。タイムが向上しない原因は、疲労のたまりすぎだったり、風邪の前兆で体調が悪かったり、スピード練習が不足していたり、さまざまな要因が考えられますが、その要因を特定していかないことには、効果がいまいち上がらず、状況打開することは難しいでしょう.
伸び悩みの原因はどのようにわりだせばよいのか?
では次に問題になるのは,どのようにタイムが向上しない原因を割り出せばよいのか、タイムが向上しない原因の特定方法ということになるかと思います。それは練習を記録することです。中学校や高校生の時に陸上部で長距離種目を行っていた方は,顧問の先生に練習日誌を記載するように言われた方もいるのではないでしょうか?同じ人間が行う練習記録の蓄積があれば、一定の法則性が必ず見つかります。例えば、レースでタイムが良かった時の3日前は短い距離を速い速度で行っている、あるいは距離走を月に一回入れているなどです。また法則性とまではいえなくても、推測を立てることができます。推測が立てられれば、レースやタイムトライアルなどの実践的なもので試して推測の妥当性を検証すればよいのです。このように練習を記録することは非常に重要なことであり、競技力が上がってきた皆さんにはMustといえるのではないでしょうか。また練習日誌を記載していくことで自身の練習の偏りがないかを振り返ることもできます。
前提として、練習日誌を記録することで現状打開ができるのは、練習方法やメニューに何かしたらの課題が存在している場合です。走れない原因は、練習以外に栄養面や休息面も影響がありますので、まず練習内容による要因かそれ以外の要因なのかを練習日誌を記録することで切り分けた後に、休息不足かどうか判断できれば、栄養面か睡眠面での要因なのか分けることが出来るかと思います。栄養面について詳しく知りたい方は以下の本を読んでみるのもいいかもしれません。
練習日誌の内容
記録する内容としては、トレーニングの目的、トレーニング内容、その日の気象条件、体重、走った時の体感あたりかと思います。ただ練習日誌をつけるのってちょっとめんどくさいですよね~。自分は結構めんどくさいと思います。ノートを広げて記載しようとするにも、机のようなスペースが必要ですし、その時ペンとか持っていないとそもそも記載できないですし。。。ありがちなのはきつい練習をした直後は、よしよし!!帰ったら練習日誌を記録しようとか思っているのですが、帰宅する頃には忘れていてその頃には練習を記録する熱意が下がっているんですよね(笑)そのため極力場所を選ばず、手軽に練習内容を記載できる仕組みがあるといいと思いますが、これはスマホアプリがいいのではないかと私は思います。そう思いながらスマホアプリを探していると「RunDiary」という無料のアプリ(runDiaryではないので注意)を見つけました。使ってみたのですが、このアプリかなりシンプルで機械音痴な私(操作方法とか読むのめんどくさい人)でも感覚的にすぐ使うことができるのでオススメです。こちらはAndroidアプリです。iPhoneユーザーは「Runkeeper」とかがよさそうです!!
皆さんで頑張ってタイムが伸び悩む原因を特定して適切な練習をしていきましょう!!
練習日誌について書き方をもう少し知りたい、本当に効果があるの?という疑問をお持ちの方は、【練習日誌は書く必要ない?】練習日誌のあり方について考えるでも詳細に記載しておりますので、是非よんでみてください。
練習日誌は、元フルマラソンの日本記録保持者である大迫傑選手も記載しており、非常に勉強になります。結構癖がある本ですね。興味がある方はこちらを読んでみるのも面白いかもしれません。中古のほうが安いので断然中古をお勧めします。
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